#4.注意一秒ケガ一生。望まぬ妊娠を避けるための緊急避妊法について勉強するわよ!の巻
皆様おはこんばんチワワー。アナタの街でアナタの健康を支える産婦人科医フジ子です。
さて、前回は避妊に失敗して妊娠してしまった患者さんのお話をしました。でもって今回は、避妊失敗のイキオイで「緊急避妊法」のお話をしたい と思います。
今回も最後までよろしくお付き合いくださいマセー(・o・)ヨ(・д・)ロ(・ェ・)シ(・ε・)ク
一般にはモーニングアフターピルという名称で知られるこの「緊急避妊法」、皆さんお聞きになったことはおありでしょうか?え?ない?避妊に失敗した時はコーラで中を洗ってたって?えーーーーー(゚Д゚;)
緊急避妊法はもともと、レイプ被害なんかによる望まない妊娠を避ける方法としてカナダの産婦人科医Dr.ヤッペによって考えられたものです。
ではこの「緊急避妊法」ってどうやるの?って話ですが、(避妊に失敗した)セックスの後、なるべく早いうちに(72時間以内)1回目のピル(米だとPrevenRという薬ですが日本では未承認なので他のお薬)を内服し、その12時間後にもう一度2回目のピルを内服します。これで終了です。
あとは妊娠しないように祈るダケー。
ピルは産婦人科で処方を受けなければなりませんので、なるべくお早く産婦人科へゴー!
ヒロミゴーよ皆様!合い言葉は「避妊失敗ギブミーモーニングアフターピル」で夜露死苦。
で、この緊急避妊法いったいどのくらい効果があるかというと、妊娠回避率は75%と言われております。
難しい説明は省かせて頂きますが、何の避妊もしないと生理周期の2〜3週目にセックスをした女性100人のうち妊娠するのは(約)8人、しかし緊急避妊法を施行した場合には妊娠するのは100人中2人だけになる。
つまり、妊娠するはずだった8人のうちの6人(=75%)は、緊急避妊法のおかげで妊娠せずに済む(つまり妊娠を回避できる)と言うことです。(妊娠率についてはまた機会があればお話することにしますが、排卵日にセックスしても実は100%妊娠するわけじゃないのです。)
注意:この緊急避妊法を行う前には必ず妊娠していないことを確かめて下さい。この方法は妊娠しないようにするためのもので、妊娠中絶薬ではございません。お間違えのないよう・・・。
じゃあ毎回この方法で避妊すればいいじゃん?とか思った人いませんカー?そうは問屋が卸しませんだみつお。おいしい話にはウラもオモテも落とし穴ももれなく付いてくるの。そこんとこ夜露死苦。
緊急避妊法で使うピルはなんと通常の2〜4倍(量は薬剤によって異なります)。
緊急避妊法はあくまで一時的だから問題がないだけで、毎回こんな量のピルを飲んでたら副作用で体やられちゃうわよ。継続的な避妊を目的にするなら、ちゃんと低容量ピルを使ってね!
さてさてこの緊急避妊法、日本では割とあまり知られていないのですが、欧米では一般にも認知率が高いようでして。
そういやちょっと前のことですけど、当直していたときに午前4時頃病院にお電話がありまして。
電話の主は外国のお方だったんですが「コンドームが破けたからピルをくれ」と(切羽詰まった感にみちみちた英語で)言われたことがありましたわ。
さすがにアチラの方は良くご存じだわねーと感心しました。それはそうと、愛もラブも良いことだけど時間考えて?午前4時にはコンドーム破かないように夜露死苦。
もちろん普段からキチンとした避妊をすることはレディの常識ですけれども、万が一避妊に失敗してしまったり避妊ができなかった場合には、薬を飲むだけで望まぬ妊娠を避けることができるのですから(100%ではありませんが)、ぜひこの「緊急避妊法」を覚えておいていただきたく存じます。
それでは今回はこの辺で。次回まで皆さまごきげんよう〜。